童謡『故郷 / ふるさと』歌詞の意味を歌い手が考察!
歌い手の風彩花火(ふうさいはなび)です
今回は童謡『故郷 / ふるさと』の歌詞の意味を考察します!
※個人の意見として受け止めてください!
ここがポイント!童謡『故郷 / ふるさと』の歌詞の意味
童謡『故郷 / ふるさと』の歌詞のポイント
日本人の心に深く根付いた
郷愁
愛着
がテーマ
兎追ひしかの山、小鮒釣りしかの川
冒頭部分に
「兎追ひしかの山、小鮒釣りしかの川」
という一文が登場します
主人公が
自分の故郷での子供時代の思い出
を振り返っているんです
それぞれ
「兎を追った山」
「小鮒を釣った川」
という意味ですが
日本の田舎の風景
が具体的に思い浮かびます
子供時代の
遊び
楽しさ
といった象徴です
今の時代とはそぐわないかもしれません
でも当時の人は
自分自身の故郷の記憶
と重ね合わせることができました
それに実際体験していなくても
なんだか懐かしい感じがしませんか?
不思議ですね
夢は今もめぐりて、忘れがたき故郷
「夢は今もめぐりて、忘れがたき故郷」
ここでの「夢」とは
過去の思い出
記憶
のことです
主人公は
今でも故郷を夢に見る
それくらい記憶が鮮明で
忘れられないのです
心の奥深くにある風景なんですね
如何にいます、父母、恙なしや、友がき
「如何にいます、父母、恙なしや、友がき」
そのまま
両親
友達
への思いをつづった一文です
「如何にいます」とは
「どうしていますか」という意味です
主人公は
離れた場所にいるんだけど
故郷の人々を気遣っています
「恙なしや」は
「病気や問題はないですか」という意味です
親しい人たちの無事を祈ってます
雨に風につけても、思ひいづる故郷
「雨に風につけても、思ひいづる故郷」
雨や風というのは天候の変化のことです
そんなことでも
故郷のことを思い出してしまうよ
と言っています
こころざしをはたして、いつの日にか歸らん
「こころざしをはたして、いつの日にか歸らん」
こころざし(志)とは
夢や目標のことです
夢を叶えたら故郷に帰りたいと言っています
「歸」という字は今でいう「帰」でしょう
主人公にとって帰郷とは
ただの帰省とちがいます
凱旋みたいな感じです
何かを果たさねば
と故郷への責任を感じています
山はあをき故郷、水は清き故郷
「山はあをき故郷、水は清き故郷」
故郷の自然が美しいという描写です
「あをき」
青々としているという意味です
「清き」
澄んでいるという意味です
主人公の故郷は
今も昔も変わらず美しいんですね
まとめ
童謡『故郷 / ふるさと』の歌詞を考察しました
主人公は今は故郷にいないこと
でも故郷をいつも思っていること
そして夢をかなえようとしていることがわかりました
今の人でも共感できる歌詞なのではと思います
※あくまで個人の意見として受け止めてください!