はじめに|合唱コンクールの成功は「選曲」で決まる
歌い手の風彩花火(ふうさいはなび)です。
中学生活のビッグイベント「合唱コンクール」
クラス全員で一つのハーモニーを作るあの時間は
ぶつかり合ったり、最後には感動を分かち合ったり
一生モノの経験になりますよね
そんな合唱コンクールで一番大事なこと
それは「どの曲を歌うか」
正直、これで勝負の半分が決まると言っても言い過ぎじゃありません
「曲はカッコいいけど、男子の声が足りなくてスカスカになっちゃった……」
「難易度が高すぎて、本番までに全然間に合わなかった……」
残念ながら、選曲ミスでクラスのやる気が下がっちゃうことって
実は結構あるあるなんです
逆に、自分たちのクラスのカラーにぴったりの曲に出会えれば
練習はどんどん楽しくなるし
本番では聴いている人の心を揺さぶる最高の演奏ができるはず
この記事では、数ある合唱曲の中から
今の中学生にぜひ歌ってほしい名曲を厳選して紹介しますね
どんな曲がある?この記事の見かた
たくさんの曲の中から自分たちに合うものを探せるように
こんな感じで分類して紹介していきます
- 学年別(1年〜3年)今の学年の声の高さや成長に合わせた定番曲
- 難易度別(★1〜★5)初めてでも安心な曲から、金賞狙いの超難関曲まで
- ジャンル別王道の合唱曲はもちろん、最新のJ-POPアレンジもカバー
- 雰囲気・テーマ別「泣ける感動系」「勢いのある疾走感」「メッセージ重視」など
まずは、自分のクラスが「どんな雰囲気を目指したいかな?」って
ワクワクしながらイメージを膨らませてみてください!
ちなみに、練習法なども通して知りたい方こちらも

【学年別】定番&おすすめ合唱曲リスト
1年生|合唱のキホンを学ぶ!明るくて親しみやすい曲
中学に入って初めての合唱コンクール
1年生の選曲で一番大事なのは
「無理なくきれいなハーモニーを作れるか」
そして「歌うのって楽しい!」って実感できるか
この2点につきます
まだ合唱に慣れていない時期だからこそ
複雑すぎる曲よりも
メロディが覚えやすくて言葉がストレートに届く曲が人気です
1年生におすすめのラインナップ
Believe(ビリーブ) ★☆☆☆☆
誰もが一度は聴いたことがある超定番
まずは合唱の基礎を固めるのにぴったりです
マイ バラード ★★☆☆☆
「仲間と一緒に歌おう」っていう歌詞が1年生にハマります
心のつながりを感じられる一曲
この星に生まれて ★★☆☆☆
明るくてポップなリズム!
歌うだけでクラスの雰囲気がパッと明るくなります
明日という日が ★★★☆☆
希望に満ちた歌詞が素敵です
シンプルだけど感動的な盛り上がりを作れます
大切なもの ★★★☆☆
卒業式でも歌われる名曲
切ないメロディが心に響いて表現力がぐんぐん磨かれます
1年生ならこの曲!ピックアップ解説
迷ったらこれ!「マイ バラード」
合唱のスタンダード中のスタンダードですね
メロディがとにかく美しくて
初めてパート練習をする人にとっても
「自分がどこを歌えばいいか」が分かりやすい親切な設計です
ラストのサビで音が重なった時の気持ちよさは
1年生に「合唱って最高!」と思わせる魔法の力を持ってます
元気なクラスなら「この星に生まれて」
「しっとり歌うのはちょっと照れくさい……」
そんな男子が多いクラスにはこの曲がおすすめ
リズムが軽快で、歌っているうちに自然と体が動いちゃうような楽しさがあります
サビの盛り上がりが作りやすくて
クラスの一体感を出すにはもってこいの一曲です
1年生の選曲アドバイス
男子の「声変わり」を味方につけよう
1年生の男子は、ちょうど声変わりの真っ最中
高い声が出にくかったり、声が不安定だったり
本人たちも結構悩んでいる時期だったりします
選曲のときは
「男子パートの音域が広すぎないか」
「低い音でもしっかり響かせられるメロディか」
このあたりを音楽の先生と一緒にチェックしてみてくださいね
2年生|表現力が広がる!ハーモニーを楽しむ曲
1年生で合唱のキホンを学んだら
いよいよ「表現力」が問われるステージに突入です
2年生の選曲で大事なのは、ただ音をなぞるだけじゃなくて
曲の背景にある物語をどう伝えるかという「深み」
リズムがちょっと複雑だったり
途中で雰囲気がガラッと変わる「転調」がある曲など
クラスの団結力が試される時期でもあります
2年生におすすめのラインナップ
HEIWAの鐘 ★★★☆☆
沖縄の風を感じるような力強いリズム
男子のカッコよさを引き出すなら絶対これ!
時の旅人 ★★★★☆
過去・現在・未来を描く壮大なドラマ
曲調の変化が激しくて、めちゃくちゃ歌い甲斐があります
心の瞳 ★★★☆☆
坂本九さんの名曲。
歌詞の意味をじっくり噛み締めて
聴いている人を泣かせたいならこの一曲です
輝くために ★★★☆☆
前向きなメッセージと爽やかなメロディ
2年生らしい若々しさにバッチリはまります
君と歩こう ★★★★☆
繊細なハーモニーが求められる大人な曲
クラスのレベルを一段上げたいときに挑戦してほしいです
2年生ならこの曲!ピックアップ解説
圧倒的なエネルギー!「HEIWAの鐘」
2年生のド定番ですね
最初のインパクトからサビの大合唱まで
クラス全員のパワーをぶつけられる一曲です
リズムを合わせるのは少し大変だけど
ピタッと揃ったときの爽快感はマジで格別。
特に男子の低音が響くと、最高にシビれますよ!
物語を歌い上げる「時の旅人」
静かなスタートから、中盤の激しい展開
そしてラストの壮大な盛り上がり……
まるで一本の映画を見ているような構成の曲です
パート同士の掛け合いが多いから「お互いの声を聴く力」が試されます
「自分たちは今、どの時代を旅してるんだろう?」って
みんなで話し合いながら作り上げるのが成功のコツです
2年生の選曲アドバイス
「中だるみ」を吹き飛ばすくらいの背伸びを!
学校生活に慣れてきた2年生は
ちょっと気が抜けちゃう「中だるみ」が心配される時期でもあります
だからこそ、あえて少し難易度の高い曲に挑むのがおすすめ
「自分たちにはちょっと難しいかも?」と思える曲に
クラス全員で本気で向き合うことで
絆がぐっと深まって、一生の思い出になります
ここでしっかり実力をつけておけば
3年生で歌うような超難関曲へのいいステップになりますよ!
3年生|集大成!圧倒的な感動を呼ぶ難関曲
3年生は中学生活のラストステージ
声変わりを終えた男子の分厚い低音と
女子の透き通るような高音がひとつに溶け合って
「大人の合唱」へと進化する時期です
テクニックはもちろんだけど
歌詞に込められた深いメッセージを自分たちなりに解釈して
聴いている人の魂を揺さぶるような
そんな選曲が求められます
3年生にとっての合唱コンは
単なる行事じゃなくて「クラスの絆の証明」
選ばれる曲も、高度なハモリや複雑なリズム
そして深い人生観を歌ったものが多くなります
「絶対に金賞を取りたい」
「聴いている人を泣かせたい」
そんな熱い想いに応える、圧倒的な名曲たちがこちらです
3年生におすすめのラインナップ
大地讃頌 ★★★★★
合唱界の「王道中の王道」
圧倒的なスケールで大地への感謝を歌い上げる一曲
河口 ★★★★★
難易度は間違いなく最高クラス
荒々しくも美しいメロディで実力の差を見せつけられます
信じる ★★★★☆
谷川俊太郎さんの詩。
現代的な響きと深いメッセージが聴く人の心に突き刺さります
正解(RADWIMPS) ★★★★☆
卒業式の定番になりつつある最新曲
18歳を目前にした揺れる心を描いた名作です
証(flumpool) ★★★★☆
仲間との絆と別れを歌った人気曲
J-POPらしいエモい展開で感情が乗りやすい!
3年生ならこの曲!ピックアップ解説
合唱の最高峰に挑む「河口」
3年生のステージでこの前奏が流れるだけで
会場の空気がピリッと変わります
ピアノの激しさ、力強い男声、それに応える女声の掛け合い
めちゃくちゃ高い技術が必要だけど
完璧に歌いこなせば文句なしの「金賞候補」筆頭です
今の世代の等身大を歌う「正解」
「あの日僕らが選んだ答えは、正解だったのか?」
という問いかけは、進路に悩む3年生の心に強く響きます
中学生にも絶大な人気があって
自分たちの物語として感情を乗せやすい
ドラマチックな構成が最高の感動を呼びます
3年生の選曲アドバイス
「自分たちの物語」を歌に乗せて
3年生の選曲で一番大事なのは
「この曲、今の自分たちに合ってるよね」っていう納得感です
どんなに難しい曲を完璧に歌えても
心がこもっていなければ聴いている人には届きません
逆に、技術的には少し背伸びをしていても
3年間の思い出や葛藤を歌詞に重ねることで
技術を超えた「奇跡の演奏」が生まれることがあります
「このメンバーで、この歌詞を伝えたい」
そう思える一曲を、クラス全員でとことん話し合って決めてくださいね
【ジャンル別】今こそ歌いたい人気曲リスト
クラスの個性を出すためには
曲の「ジャンル」選びもめちゃくちゃ重要です
最近はテレビやSNSでバズっているヒット曲を
合唱で歌うのも当たり前になってきましたよね
一方で「合唱のために作られた専門曲」には
独特の美しい響きと、歌い終わった後の一体感があります
心に響く「J-POP・合唱アレンジ」
自分たちが普段聴いている等身大の言葉だから
感情移入しやすくて、とにかく熱量高く歌えるのが魅力です
- 正解(RADWIMPS)「答えのない問い」に向き合う歌詞が進路に悩む心に深く刺さる最新のド定番曲です
- 群青(YOASOBI)原曲からして合唱パートが大事なこの曲クラス全員で「合唱の楽しさ」を爆発させられます
- 僕のこと(Mrs. GREEN APPLE)圧倒的な肯定感!高い音が続いて難しいけれど、歌い切った時の達成感はヤバいです
- Chessboard(Official髭男dism)Nコンの課題曲にもなった名曲人生をチェス盤に例えた深い歌詞がとにかくオシャレ
- 水平線(back number)悲しみや葛藤に寄り添う温かいメロディ優しく語りかけるような、心温まる合唱になります
時代を超えて愛される「不朽の名曲」
長年歌い継がれている曲には
合唱としての「完成度」の高さがあります
親世代も知っていることが多いから
誰が聴いても感動を伝えられるのが強みですね
- COSMOS(コスモス)宇宙の壮大さと命の尊さを歌う1・2年生に絶大な人気を誇るキラキラした一曲です
- 心の瞳坂本九さんの愛の歌しっとり始まって、終盤で力強く盛り上がる展開は圧巻です
- 時の旅人「合唱やってる!」っていう実感を一番味わえるドラマチックな曲ピアノ伴奏も華やかで、ステージ映えは間違いなく抜群!
- 信じる「信じることに理由はいらない」という強いメッセージちょっと難しい現代的な和音が、クラスの知性を引き立てます
【コラム】J-POPを選ぶときの注意点
J-POPのアレンジって原曲のイメージが強いから
ついつい「カラオケ」みたいに歌っちゃいがちです
でも合唱コンクールで評価されるのは
「パートごとのハモリ」や「言葉のはっきりした発音」です
リズムが細かい曲も多いから
まずは言葉をしっかり伝える練習から始めるのが
カッコよく仕上げる一番の近道ですよ!
失敗しないための「選曲のポイント」
「かっこいいから」とか「去年どこかのクラスがこれで金賞だったから」
そんな理由だけで決めてしまうのは、ちょっと危ないかもしれません
練習が始まってから「こんなはずじゃなかった……」って後悔しないために
クラスにぴったりの「運命の一曲」を見極める
3つのチェックポイントをお伝えしますね
① クラスの「声のバランス」をチェック!
合唱はチームスポーツみたいなものです
まずは自分たちの「戦力(声)」を冷静に分析してみましょう
- 男子の声量と音域声変わりの真っ最中で高い声がツラい男子が多いなら男子パートが低めに設定されている曲を選んであげて
- 女子の透明感ソプラノに伸びやかな声の子が多いなら高音がキラキラ響く曲を選ぶと、それだけでめちゃくちゃ映えます
- 人数の偏りもし男子が極端に少ないなら無理をせず、男声が一つにまとまる「混声三部合唱」から選ぶのが鉄則です
② 歌詞のメッセージに共感できる?
技術と同じくらい大切なのが「表現力」
歌っていて恥ずかしくなっちゃうような歌詞や
難しすぎて意味がわからない歌詞だと、どうしても感情が乗りません
「この歌詞、今の自分たちの状況に似てない?」
「このフレーズ、最後のみんなに伝えたいよね」
そんなふうに、クラス全員が「これ自分たちの歌だ!」って思える曲だと
練習への熱量が劇的に変わります
③ 指揮者・伴奏者のレベルに合っている?
ここ、意外と見落としがちなんですけど、すごく大事です
特に「ピアノ」は合唱の屋台骨ですからね
- ピアノ伴奏の難易度難関曲になればなるほど、ピアノも超絶技巧を求められます伴奏をやってくれる子が無理なく、かつカッコよく弾ける曲か事前に楽譜を見てもらって確認するのがベストです
- 指揮のしやすさリズムが複雑すぎると、指揮者がみんなをリードするのに苦労します全員を引っ張っていけるテンポ感かどうかをチェックしましょう
【最終確認】その曲、本当に大丈夫?
選曲会議の最後に、この3つの質問をみんなに投げかけてみてください
- 完成図が見えるかな?本番のステージで、自分たちが堂々と歌っている姿が想像できるか
- 練習が楽しそうかな?「難しすぎて嫌だ」じゃなくて「難しいけど、歌えるようになりたい!」と思えるか
- クラスの個性に合っているかな?元気なクラスなら勢いのある曲、落ち着いたクラスならしっとり系など
選曲は、いわば「コンクールという航海の地図」を手に入れるようなもの。
みんなが納得できる地図さえあれば
練習という名の航海も、半分は成功したと言ってもいいくらいです!
【付録】練習効率を爆上げする便利ツール
曲が決まったら、いよいよ練習スタートです
限られた時間で金賞を狙うなら
便利なツールやちょっとした工夫を賢く味方につけちゃいましょう
パート練習をスムーズにするコツ
合唱の最初の壁は、なんといっても「音取り」
自分のパートを覚えるのに役立つサービスを紹介します
- YouTubeの「パート別音源」曲名にプラスして「ソプラノ」「アルト」「テノール」で検索!そのパートだけを強調した音源がきっと見つかります
- 合唱練習用アプリ最近は、楽譜を見ながら自分のパートを再生できるアプリも増えてます
- 録音してシェアする自分たちの歌をスマホで録音して、みんなで聴き返してみましょう「あ、ここズレてるな」って客観的に聴くのが、上達への一番の近道です
歌詞を深く読み込むステップ
音程が取れたら、次は「心」を乗せる番です
- 歌詞を書き出してみる大きな紙に歌詞を書いて、全員で見えるところにドーンと掲示!
- 言葉のイメージを共有「この『青』ってどんな青かな?」「空?海?」そんなふうにイメージを揃えていきます
- 物語を作ってみるこの曲の主人公は誰で、どこにいるのかクラスで共通のストーリーを持つと、歌に深みが出ます
💡 歌い手からのアドバイス
1フレーズごとに「ここは誰に、どんな気持ちで伝えたい?」って
楽譜に書き込んでみてください
全員のイメージが重なった瞬間、声の「色」が劇的に変わりますよ!
おわりに
最高のハーモニーは「クラスの絆」から生まれる
ここまでいろんな曲やコツを紹介してきましたが
最後に一つだけ伝えたいことがあります
合唱コンクールで一番価値があるのは、賞の色ではありません
「バラバラだったクラスが、一つの歌を通して一つになっていく過程」
そのものに価値があるんです
練習中、声が小さくてイライラしたり
男子と女子で言い合いになったりすることもあるはずです
でも、それを乗り越えて本番のステージで声を重ねた瞬間
今まで感じたことのない一体感を味わえるはず
あなたが選んだその一曲が
クラスにとって一生の宝物になることを、心から願っています!


