『腐れ外道とチョコレゐト』ボカロ曲の歌詞の意味を歌い手が考察!【ピノキオピー】
歌い手の風彩花火(ふうさいはなび)です
今回はピノキオピーさんのボカロ楽曲
『腐れ外道とチョコレゐト』の歌詞の意味を考察します!
※個人の意見として受け止めてください!
ここがポイント!『腐れ外道とチョコレゐト』の歌詞の意味
『腐れ外道とチョコレゐト』の歌詞のポイント
ゴシップや噂を消費する人の風刺
がテーマ
「唾液まみれのゴシップニュース」
「となりのクラスの先生とAさんのインモラルな行為」
冒頭部分
具体的な噂話です
これはメタファーで
一般的なゴシップやスキャンダル
を指しています
「噂のたまごが割れちゃって」
「渋谷の駅前で丸裸のダンシング」
私的な秘密が
公にさらされました
それが
多くの人々に
消費されていきます
「唾液まみれのゴシップニュース」
人々が喜んで消費しています
他人の不幸やスキャンダルに対して
飢えています
そして
それを楽しんでいます
残酷な集団心理です
「嗚咽がだんだんクセになり」
最初は
不快に感じるかもだけど
次第に
快感に変わります
皮肉を言っています
「真偽はどうあれ 添加物だらけ」「チョコレゐト」
「真偽はどうあれ 添加物だらけ 美味い餌をあげる」
情報の真偽はどうでもよく
人々は刺激的な内容を求めています
「チョコレゐト」
チョコレートです
一般的には甘いものです
メタファーになってます
美味しいけど
中身は有害かもしれない
ゴシップ情報を意味しています
チョコレートのように甘く
魅力的に見える噂話には
添加物のように
嘘や誇張が含まれている
と言っています
「甘い甘いチョコを舐める」「利害の一致を売るだけさ」
「あることないことばっかの 甘い甘いチョコを舐める」
繰り返されています
事実かどうかはどうでもよく
噂話を楽しんでいる
軽薄だと言っています
「あなたもかい?そりゃ私もそうだよ」
自覚していても止められない
社会全体が
その中に巻き込まれています
「数多のニーズに応えて 利害の一致を売るだけさ」
噂やゴシップ情報が
ビジネスに利用され
利益を追求するために
流布されていると言っています
「銀紙の中身暴けば」
「銀紙の中身暴けば」
「見えちゃうソレは見ないけど見えないアレは見たいのです」
表だって見える
事実や真実は見たくないけれど
隠された部分には興味を持っている
という
人々の矛盾
を意味しています
スキャンダルや噂を消費する
その一方で
自分自身の
倫理感や良心には目をつむっています
「インモラル」
「インモラル」
「ゴシップ」
「嗚咽がクセになる」
人々が不道徳な情報をたくさん消費して
それに大きく依存している
と示しています
「やましさに生えたしっぽ」
「黒い雨」
罪悪感や心の汚さが
人々に浸透している
という意味です
まとめ
『腐れ外道とチョコレゐト』の歌詞の意味を考察しました
社会では人々が
ゴシップや噂に飢えていること
そして
それが生み出す
集団心理が醜いことを
風刺した歌でした
情報の真偽はどうでもよく
人々は
他人のスキャンダルに熱中します
「甘いチョコレート」に群がっています
快楽は時に
害悪にもなります
なかなか考えさせられる曲なのでは
と思います
※あくまで個人の意見として受け止めてください!