『からくりピエロ』ボカロ曲の歌詞の意味を歌い手が考察！【40mP】
歌い手の風彩花火（ふうさいはなび）です
今回は40mPさんのボカロ楽曲
『からくりピエロ』の歌詞の意味を考察します！
※個人の意見として受け止めてください！
ここがポイント！『からくりピエロ』の歌詞の意味
『からくりピエロ』の歌詞のポイント
失恋や報われない片思い
切なさ
無力感
自己喪失
がテーマ
「待ち合わせは2時間前で」
「待ち合わせは2時間前で 此処に独り それが答えでしょ」
冒頭部分です
約束の時間を大幅に過ぎています
相手は現れません
取り残された
孤独感
失望
を表現してます
主人公は
相手が来ないこと
これが
「答え」であると
すでに理解しています
でも
その事実を受け入れる
ことが難しい状態です
「街ゆく人」「流れる雲」
に対して
自分が笑われている
かのように感じてしまっています
自分の無力さ
孤独感
といったものを痛感しています
「君の中できっと僕は道化師なんでしょ」
「君の中できっと僕は道化師なんでしょ」
主人公の
自己認識を表す部分です
主人公が
相手にとって自分は
ただの「ピエロ」
＝相手の気持ちを楽しませるだけの存在
であり
真剣な感情を持たれていない
と自覚しています
主人公は
相手に対して
真剣な気持ちを抱いています
しかし
その気持ちが相手には届かず
相手にとっては
単なる遊び
軽いものに過ぎない
と感じとっています
「回って 回って 回り疲れて」
「回って 回って 回り疲れて 息が切れたの」
無限に続くような
報われない恋愛の苦しみ
を表現した部分です
相手に向かって努力しても
まるで空回りしているかのように
進展がなく
心が疲弊していってしまってます
「回る」
同じことを繰り返している
けれども
前に進めない
という無力感の象徴です
「それは偶然で そして運命で」
「それは偶然で そして運命で」
相手との
関係
出会い
が偶然でありながらも
運命的なもの
として自分に刻まれている
という
矛盾した感覚
を表現した部分です
この関係から逃れることができず
相手の
「温もり」
「笑顔」
に触れてしまったことで
主人公の心が壊れていく
そういう様子が描かれています
「変わってゆくのが 怖い」
「変わって 変わって 変わってゆくのが 怖い」
主人公は
関係性の変化
自分自身の心が変わっていくこと
へ恐怖を感じています
この恋愛が
自分を壊してしまう
と理解しています
でも
その関係性から離れることができず
苦しんでいます
「もうやめた ここで君を待つのは 僕が壊れてしまうだけだ」
相手を待ち続けることが
自分を破壊していく
という認識に至ります
決別を決意します
「そう 僕は君が望むピエロだ」
「そう 僕は君が望むピエロだ 君が思うままに 操ってよ」
主人公は
自分の無力さを認めました
相手の望むままに振る舞う
「ピエロ」
としての役割を受け入れました
自分の
感情
意志
が相手によって
操られてしまっている
そういう状態であり
完全に自己を喪失してしまいました
まとめ
『からくりピエロ』の歌詞の意味を考察しました
失恋
報われない片思い
を描いた歌でした
「道化師（ピエロ）」
はメタファーとして登場します
相手に対する無力感
自分が操られているかのような感覚
を表現しています
愛する人に対して
無力感
絶望感
を抱く主人公
報われない愛に苦しみ
自分が相手にとっては
「ピエロ」
としてしか存在できないこと
に気づきつつも
その関係から抜け出せない
ジレンマを表現しています
自分の価値が
相手に依存してしまっています
恋愛における
無力さ
孤独感
自己喪失
こうした切なさ
共感できる人も多いのではないでしょうか
※あくまで個人の意見として受け止めてください！
