『フラジール』ボカロ曲の歌詞の意味を歌い手が考察！とはどういう意味？【ぬゆり】
歌い手の風彩花火（ふうさいはなび）です
今回はぬゆりさんのボカロ楽曲
『フラジール』の歌詞の意味を考察します！
※個人の意見として受け止めてください！
ここがポイント！『フラジール』の歌詞の意味
『フラジール』の歌詞のポイント
壊れやすさ
儚さ
がテーマ
「くしゃくしゃになった診察券」
「くしゃくしゃになった診察券」
主人公が何か
心
あるいは
身体
に問題を抱えていること
それを
解決できずにいること
がわかります
「診察券」
主人公が
治療
回復
を必要とする存在であること
を示しています
心の傷
痛み
を抱えています
しかし
その診察券は
「くしゃくしゃ」
になってます
つまり
その問題が
解決されていなく
放置されているということです
「単調な風景」「回送列車」
「単調な風景」「回送列車」
日常の無意味さ
虚無感
を表しています
「回送列車」
目的地に乗客を運びません
何かを達成することなく
ただ流されていくような
無力感
停滞した感覚
を意味しているかもしれません
「看板の照明」「路地裏で」
「看板の照明」
「後ろめたく」感じられる
つまり
主人公が
何かを隠している
逃避している
ことを意味しています
路地裏で「屈託もなく笑っていた」
表面上は
何事もなく振る舞っています
でも
心の中では
何か重いものを抱えています
「叱責の記憶」「痛くしないで」
「叱責の記憶がやけに響くから」
主人公が
過去に受けた
痛み
トラウマ
現在もなお
心に響いています
「痛くしないで」
これ以上
心の傷
痛み
を負いたくない
と願っています
主人公は
これまでに経験した
苦しみ
から逃れたい
でも
それが
簡単には叶わない
そう感じ取っています
「軋轢」「窓越しにじっと目を」
「軋轢にきゅっと目をつむって」
主人公は
対人関係
内的な葛藤
を避けようとしています
「窓越しにじっと目を合わせて」
他者と
直接コミュニケーションをとること
を避けています
でも
何かを伝えようしてます
微妙な距離感です
対人関係での
緊張感
疎外感
といったものを表しています
「退廃」「眠っている」
「退廃に暮れた劇場の角で 眠らなかったはずが眠っている」
現実に向き合うこと
を避けています
逃避しようとしています
退廃した場所で眠ること
つまり
心が疲れ果てています
自ら動こうとする
そういう意欲を失っています
「無頓着なあの子」「指輪」
「無頓着なあの子が傘を差したら それで救われるくらい単純でしょ」
他者からの好意
たとえ些細なものであっても
主人公にとっては
大きな救いとなります
主人公は孤独です
他者からの
優しさ
温もり
を切実に求めています
「左手の指輪を右手に隠して」
何かを隠しているか
偽っています
つまり
主人公が抱える
葛藤
不安定
を意味しています
「君に咲いた執着よ、僕を飲み込んでくれ」
「君に咲いた執着よ、僕を飲み込んでくれ」
「執着」
何かに対する強い思いです
他者
過去の出来事
に心を囚われています
その執着
に飲み込まれること
つまり
自らが消え去ること
を望むというのは
強い
自己否定
絶望感
を表しています
「僕を飲み込んでくれ」
存在そのものを消し去りたい
かなりネガティブな感情です
まとめ
『フラジール』の歌詞の意味を考察しました
孤独
無力感
対人関係における
疎外感
自己否定
など
ネガティブな感情
これが色濃く反映された歌でした
日常の中で感じる
虚無
他者との繋がりを求めていても
それがうまくいかない
もどかしさ
そして
自己の消滅
への願望
が複雑に絡み合った
心の葛藤
が表現されています
でも
主人公は
その中にも
かすかな
希望
救い
を求めています
※あくまで個人の意見として受け止めてください！
