『夜明けと蛍』ボカロ曲の歌詞の意味を歌い手が考察!【n-buna】
歌い手の風彩花火(ふうさいはなび)です
今回はn-bunaさんのボカロ楽曲
『夜明けと蛍』の歌詞の意味を考察します!
※個人の意見として受け止めてください!
ここがポイント!『夜明けと蛍』の歌詞の意味
夜明けと蛍の歌詞のポイント
孤独や不安
内なる葛藤
希望
がテーマ
「淡い月に見とれてしまうから」「転んだことに気がつけないまま」
「淡い月に見とれてしまうから」
淡い月はメタファーです
現実から目を背けて
何か幻想的なもの
理想に囚われています
「暗い足元も見えずに」
足元が見えない
目の前の現実に気づかない
あるいは
向き合うのが難しい
という意味です
「転んだことに気がつけないまま」
失敗や痛みを自覚できないまま
という意味です
「遠い夜の星が滲む」
メタファーになってます
星は遠い存在です
それが霞んで見える
というのは
目指していた目標や夢が
ぼやけてしまった
手が届かなくなってしまった
という意味です
「したいことが見つけられない」「転んだ後に笑われてる」
「したいことが見つけられないから」
何をすべきか
あるいは
何を目指すべきかわからないから
という意味です
「急いだ振り 俯くまま」
焦燥感を感じてます
それを誤魔化すために
忙しく振る舞う
そんな主人公の姿です
「転んだ後に笑われてるのも」
自分が失敗して傷ついたりしても
という意味です
「気づかない振りをするのだ」
それに
気づかないふりをすることで
自分を守ろうとしています
他人の目を気にして
苦しんでいます
「形のない歌で」「君の手のひらが見えた」
「形のない歌で朝を描いたまま」
「形のない歌」
自分の中にある
感情や思いを表現しようとしても
具体的な形にできない
もどかしさ
虚しさを感じてます
「浅い夏」
儚い希望や期待が
空虚に感じられます
「冷たくない君の手のひらが見えた」
「君」
主人公にとっての
救いや癒しの存在です
「冷たくない手」
温もりや安らぎの象徴です
「淡い空 明けの蛍」
「明けの蛍」
希望の象徴です
夜明けに近づく蛍の光のように
微かな希望が見えている
という意味です
「自分がただの染みに見える」「地球の裏側へ飛びたいのだ」
「自分がただの染みに見えるほど」
「染み」
自分が無価値だ
と感じています
「嫌いなものが増えたので」
自分以外のもの
への嫌悪感が
自己嫌悪を強くしています
「地球の裏側へ飛びたいのだ」
現実逃避したい
と言っています
大げさな表現なので
強い意味です
「無人の駅」
孤独感や虚無感です
「昨日の僕に出会うまで」
過去の自分を振り返りたい
もしくは
過去の自分に戻りたい
という意味です
後悔しています
喪失感を感じています
「胸が痛いから下を向く」「夢を見たい僕らを汚せ」
「胸が痛い」
感情の葛藤を感じています
「君がまた遠くを征く」
「君」という存在が
遠ざかっていく
希望や救いが
掴めそうで掴めない
離れていきます
無力感を感じています
「夢を見たい」
まだ希望を諦めていません
でも
それを汚してしまうもの
が存在します
現実は厳しいです
「火の花」
夜に咲く
一瞬の輝きです
短く終わってしまう
夢や希望という意味です
「水に映る花を見ていた」「水に霞む月を見ていたから」
「水に映る花」「水に霞む月」
現実のものではないです
なので
その反射や影も
現実ではないです
幻想や理想
に囚われています
「夏が来ないままの空を描いたなら 君は僕を笑うだろうか」
「夏が来ないままの空」
希望や目標が
達成されないままの
現実です
主人公は
不完全な自分を見て
「君」が笑うのではないか
と不安を感じています
「朝が来ないままで息が出来た」「冷たくない君の手のひら」
朝はメタファーで
救いや希望
という意味です
なので
「朝が来ないまま」
絶望的な状況
という意味です
それでも
息はできます
つまり生きている
これが矛盾している
と感じています
「冷たくない君の手のひら」
「君」の手の温もり
が再登場しました
「淡い朝焼けの夜空」
薄明かりの中に
希望の光が見えます
希望はまだ
完全には失われていません
「夏がこないままの街を今 あぁ 藍の色 夜明けと蛍」
「夏が来ないまま」
繰り返されています
失われた夢や希望です
「夜明けと蛍」
再登場しました
完全な絶望の中にも
微かな希望
未来への兆しを感じています
まとめ
夜明けと蛍の歌詞の意味を考察しました
現実と幻想の
狭間で揺れ動く
心の葛藤を描いた歌でした
主人公は
自分自身の
弱さ
無力感
孤独感
に苦しんでいます
でも
微かな希望や
救いを見つけようとしています
「夜明けと蛍」
というのは象徴です
絶望の中でも
どこかに光があるかもしれない
と考えています
※あくまで個人の意見として受け止めてください!