『カンタレラ』ボカロ曲の歌詞の意味を歌い手が考察!【黒うさP】【WhiteFlame】
歌い手の風彩花火(ふうさいはなび)です
今回は黒うさP(WhiteFlame)さんのボカロ楽曲
『カンタレラ』の歌詞の意味を考察します!
※個人の意見として受け止めてください!
ここがポイント!『カンタレラ』の歌詞の意味
『カンタレラ』の歌詞のポイント
禁断の愛
危険な誘惑
がテーマ
「見つめ合う その視線 閉じた世界の中」
「見つめ合う その視線 閉じた世界の中」
冒頭部分です
外界から遮断された
二人だけの密かな世界が描かれています
「閉ざされた世界」
他者の介入を許さない秘密の関係
あるいは
逃れられない運命
という意味です
二人はこの閉じた空間の中で
互いの存在に強く惹かれている
けれども
それは単純な恋愛ではなく
何かしらの
「罠」「罪」
が潜んでいます
「気づかないふりをしても 酔いを悟られそう」
「気づかないふりをしても 酔いを悟られそう」
感情の高まりを
抑えようとするものの
抑えきれない心情を描写しています
「酔い」
理性を失わせるほどの
強い魅力や
感情を意味しています
危険なものだと知りつつも
引き寄せられてしまう
そんな関係です
「ありふれた恋心に 今罠を仕掛けて」
「ありふれた恋心に 今罠を仕掛けて」
普通の恋愛感情の裏に
策略が潜んでいると言っています
「罠を仕掛けて」
恋愛は単純なものではなく
計算された心理戦
誘惑の場だ
という意味です
恋愛感情が
純粋で美しいものではなく
支配や操作の手段として
利用されることがある
という暗い側面を言っています
「良く知った劇薬なら 飲み干せる気がした」
「良く知った劇薬なら 飲み干せる気がした」
危険なものに対する
耐性あるいは覚悟を意味しています
恋愛や誘惑の関係が
「劇薬」という
強烈なメタファーとして登場します
その劇薬を
あえて受け入れることで
深い関係になっていきます
リスクがあること
禁忌であることを知りながらも
それに対して
意図的に身を委ねています
「錆びつく鎖から 逃れるあても無い」
「錆びつく鎖から 逃れるあても無い」
二人の関係は
すでに逃れられないものです
「鎖」
束縛や拘束を意味します
二人の関係は自由でなく
何かに縛られた状態です
と言っています
時間や運命に抗いながらも
二人はその束縛の中で
抗い続けるしかない
そんな運命を示しています
「たとえば深い茂みの中 滑り込ませて」
「たとえば深い茂みの中 滑り込ませて 繋いだ汗の香りに ただ侵されそう」
性的なニュアンスがあります
より深い誘惑や体験です
精神的な結びつきだけでなく
肉体的な関係
欲望を意味します
相手の強烈な魅力が
侵食されるように広がって
自分の存在すら危うくなる
そんな様子を表しています
「捕まえて」
「捕まえて」
相手を
完全に自分のものにしよう
とする強い意図を表します
恋愛が
支配や所有欲の対象になってます
まとめ
『カンタレラ』の歌詞の意味を考察しました
禁断の愛や背徳感
相手を手に入れたいという強い欲望
そしてその関係が危険で
破滅的なものだということを
理解しながらも
引き返すことができない
そんな二人の運命が描かれた歌でした
二人の関係は
単純な恋愛感情ではないです
禁断の愛や
危険な誘惑
それに伴って
支配しようとしたり
操作しようとする
といった側面が
くっきりと浮かび上がります
そもそも「カンタレラ」というタイトルは
歴史的に「毒」を意味するものです
歌詞全体が
甘美でありながらも
毒々しい関係性を示しているのかもしれません
芸術的な世界に浸れる曲なのでは
と思います
※あくまで個人の意見として受け止めてください!