『晩餐歌』の歌詞の意味を歌い手が考察!最高のフルコースとはどういう意味?【tuki.】
歌い手の風彩花火(ふうさいはなび)です
今回はtuki.さんの楽曲
『晩餐歌』の歌詞の意味を考察します!
※個人の意見として受け止めてください!
ここがポイント!『晩餐歌』の歌詞の意味
『晩餐歌』の歌詞のポイント
愛する人を傷つけてしまう罪悪感
離れたくないという自己矛盾
葛藤
がテーマ
君を泣かすから だから一緒には居れないな
「君を泣かすから だから一緒には居れないな
君を泣かすから 早く忘れて欲しいんだ」
冒頭部分です
愛するがゆえに傷つける
そんな矛盾を表しています
主人公は
「君」を泣かせてしまうことを
自覚しています
一緒にいることはできない
と語ります
しかしこれは
単なる別れの決意ではなく
愛しているがゆえに相手を傷つけてしまう
という
矛盾を抱えた発言なのです
「人間だからね たまには違うものも食べたいね」
愛を食事に例えています
飽きや欲望が避けられない
人間の性を表しています
一途な愛を貫きたいのに
どうしてもそうできない
そんな自分に嫌気がさしています
でも味気ないんだよね
「でも味気ないんだよね
会いたくなんだよね
君以外会いたくないんだよね
なんて勝手だね」
離れたくない
という本心が露呈した部分です
自分の勝手さを自覚しながらも
「君以外に会いたくない」
と言うことで
離れたことを後悔している
そんな様子が伺えます
「愛の存在証明なんて 君が教えてくれないか」
愛とは何かを問いかけてます
「愛」を求めながらも
その定義や確証を相手に委ねてしまう
主人公の弱さが現れています
「何十回」「何百回」…
サビ部分です
「何十回」「何百回」
「何千回」「何万回」と夜を重ねても
「愛してる」や
「最高のフルコース」を求め続ける
様子が描かれます
「フルコース」
ここでは単なる食事ではないです
完璧な愛
満たされる愛を象徴してます
しかし
どれだけの時間が経っても
どれだけ「愛してる」を並べても
それは得られない
何度夜を過ごしても埋まらない
つまり
主人公は永遠に満たされない
愛の渇望を抱え続けています
離れないで 傍に居てくれたのは
「離れないで 傍に居てくれたのは
結局君一人だったよね」
結局のところ
どれほど迷い苦しんでも
最後まで寄り添ってくれたのは
「君」だけだった
しかし
その事実を認識するのが遅すぎた
愛を失った者の
喪失感と
後悔が込められた部分です
「涙のスパイス」
涙=悲しみの記憶
がスパイスのように
「君」の胸に残ってしまう
つまり
この恋の痛みが
「君」に深く刻まれてしまう
それとなく知らせています
まとめ
『晩餐歌』の歌詞の意味を考察しました
愛するがゆえに傷つけ
傷つけるがゆえに離れ
離れるがゆえに後悔する
という矛盾に満ちた愛の歌でした
「最高のフルコース」
理想の愛の象徴です
それを求め続ける
主人公の苦しみが
時間の経過(何十回、何百回、何千回…)
とともに強調されています
「晩餐(ばんさん)」
食事は愛の象徴として使われています
愛の存在を証明したい
と思っているけれど
それを知るのが遅かったという切なさが
全体のテーマになってます
リスナーに
「愛とは何か」
「愛を傷つけるとはどういうことか」
と考えさせている
のかもしれません
心に響く曲なのでは
と思います
※あくまで個人の意見として受け止めてください!